新宿合気会web 15号 「新年ご挨拶」

 新年あけましておめでとうございます。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 パンデミックによる稽古中断がありながらも、昨年1年間は断続的に稽古することができました。これは合気道をこよなく愛する皆さんにとっても待ちに待ったものだったものであり、大変喜ばしいことだったのではないでしょうか。相変わらずコロナの影響は私たちの日々の生活に影響も及ぼすものではありますが、稽古を続けていくことはできるようになってきました。昨年一年間の稽古実績を自信につなげ、新しい年の目標を立てていければと思う次第であります。

 

 さて、昨年一年間を振り返ってみますと、次のようなダイジェストを思い起こせます。

 ① 断続的な稽古の実施

 ② 3年ぶりの審査会と関師範講習会

 ③ 数名の新入会員

 

 コロナ禍において、会の運営方針としては「継続的な稽古と審査の実施」を打ち出しておりました。そんな中で「3年ぶりの審査会」を実施することができました。1名の5級審査と、2名の初段審査、2名の四段審査が行われ、無事全員昇級・昇段することができました。そして、審査後には関師範(本部道場師範)の講習会も行うことでき、3年ぶりに師範のご指導を受けることができました。

 思い起こせば、そもそも2020年3月に審査を実施する予定でした。まさにそのタイミングでコロナパンデミックにより中断となり、延期となってしまいました。ようやく稽古も再開し、審査も行うことができ、方針通りの運営ができるようになってきました。

 

 このような状況の中、9月以降新入会員が増えてきました。3名の一般クラス会員と、2名の小学生が入会されました。道場に新しい活気が出てきました。大変喜ばしいことです。

 

 新年を迎えるにあたり、本年も引き続き「稽古と審査の継続」を第一の方針として、運営していく所存です。継続は力なりです。ともかく愚直にひたすら稽古に専念できる環境を維持していくことこそ、重要なことです。それは稽古を通じて目指すべき方向性を共にする仲間によって実現できます。 その仲間たちとの稽古指針をこのたび役員会では道場訓として作成しました。これは別途お知らせいたしますが、正直に言って、特段目新しいものでも、特徴的なものでもありません。ごく当たり前のことを明文化したものに過ぎませんが、その仲間との共通の指針としての道場訓にご理解ください。

 

 2月にはグループ道場のインドネシアジャカルタ道場の「天恵道場」での審査会、周参見師範講習会が予定され、参加して参ります。そして、2019年に開催した第一回天恵道場演武会以来中断となっていた第二回大会も開催される予定です。

 

 本年も、新宿合気会の道場が新宿とジャカルタで熱を帯びた活動を展開することとなるでしょう。皆様の今年一年間の稽古へのご参加を楽しみにしております。今年も健康で楽しく、充実した合気道生活を送っていきましょう。

 

2023年 令和5年 元旦

会長 長南一樹