新宿合気会web 16号 「運営方針と道場訓」

 当会は60年超の歴史を有する道場組織です。長い歴史の中で歴代会長や師範・指導員の方々のご指導の結果、現在も組織運営ができています。

 この間、世の中の状況は大きく変化をしました。合気道道場もその例外ではありません。時代の変化のただ中にありますが、ひとたび道着を着て、道場に入ればそこは稽古に専念する空間であって、そこでの作法も普遍的なものです。

 これまで道場内のルールについては明文化してきませんでしたが、誰もが楽しめる、充実感を得られる稽古維持の為に道場訓を設けました。どれもが当たり前の内容ですが、今一度会員各位は全文ご確認をお願いします。

 

 

◆新宿合気会 運営方針

稽古と審査の継続を第一に、いつでも参加しやすい道場運営を目指す。

基礎・基本を大切に、最善を尽くし充実しあえる稽古を行う。

稽古を通じて体と精神を鍛え、心の豊かな人間形成を目指す。

合気道を通じ、国際社会の協調性と調和に貢献する。

 

◆新宿合気会道場訓

  • 稽古中は指導員の方針に従い、素直な気持ちで技を掛け合い、術理を学ぶこと。取りは取りの、受けは受けの役割に専念すること。独自の講釈や勝手な稽古を行わないこと。
  • 稽古中は必要以上の会話はせず、黙々と稽古をすること。
  • 稽古人は基礎動作や基本技への取り組みを重んじること。
  • 礼節に努め、道場内での秩序維持を重んずること。各種行事においても同様とする。
  • 道場外またはインターネット等で、組織内外の誹謗中傷等はしないこと。
  • 稽古場での喫煙、または飲酒した状態での稽古は厳禁とする。
  • 会員、非会員、体験者に関わらず、充実した稽古の達成に取り組むこと。
  • 合気道の稽古以外の事に関する勧誘等は慎むこと。
  • 他道場の一般会員となる場合は、あらかじめ指導員に必ず報告すること。
  • 当会会員は当会の行う審査会を受験するものであり、転勤、引越等特別な事情があり予め師範の承諾を得た場合を除いて、他の道場組織で受験することはできない。また他の道場組織で昇段しているものが当会で審査を希望する場合は、あらかじめ所属道場責任者の許可を得なければならない。
  • 性別や国、人種、民族、世代に区別することなく、楽しく誰とでも稽古することができるように努めること。

 

 

2022年10月29日制定 

新宿合気会 役員会