新宿合気会web 18号「インドネシア ジャカルタ遠征 2023 ②」

3日目

この日、稽古はありません。

稽古だけでなく、会の組織運営のためにしっかりとミーティングを何回も行います。

昼は首都ジャカルタにあるアンチョールというエリアにある、海鮮料理が堪能できるレストランで会食です。ここは”海のエンターテイメントエリア”としては有名なところ。

水槽に入っている採れたばかりの魚たちから食べたいものをその場で選びます。楽しく食事をしながら、この3年間の状況や近況についてお互いに確認したり、土日のイベントについて話し合いを行いました。

 

夕方は、セミナーや演武会に賛助演武として招待している古くから交流のある合気研究会ハキム氏との会食に招待され訪問してきました。

右列前中央ハキム氏、その手前がハキム氏妻で指導員のサンティ氏

 

その後は土日のイベント開催場インドネシア大学に移動しました。

インドネシア大学はとても大きく、一つの町と同じ大きさと言っても過言ではない程広大で、この日から最終日まで大学敷地内にある宿泊施設で過ごしました。

宿泊施設といっても高級ホテルと同等クオリティ。プールもついている立派な施設です。

 

 

アンチョールからインドネシア大学までは距離的には30km弱程ですが、首都ジャカルタを縦断しなくてはならず週末は大渋滞するため、合計で3時間ほどの移動となります。今回の新宿合気会遠征は2回目で1回目を経験しているため移動は大変でしたが、その他はゆったりとした無理の無いスケジュールとなりました。

 

遠征は長南会長と、天恵合気道場のファルマン会長により綿密にスケジュールや段取りが組まれました。また上述のように様々なイレギュラーも発生するため、柔軟に予定を変更しなければなりません。

 

ジャカルタメンバーには若い人が多く、会の運営はSNSを活用した様々な分科会によって構成されています。

長南会長とファルマン会長も絶えずSNSでやり取りし、そこで方向性や重要な決定がなされると、各分科会が一斉に動き始めます。

 

今回の遠征に限らず、この会では定期的に連絡を取り合い、近況を確認することを常に行っています。

グループ運営にとって重要なのは、正しい運営の在り方を常に考え、お互いに理解し合い、納得して行動することだからです。

ただ稽古するだけではなく、正しく運営する組織があるからこそ、会員は安心して稽古ができるのだと思います。

 

長南会長がインドネシアに在住していた2016年から現在まで、このようなやり取りを積み重ねていくことでグループ運営がなされています。

 

そして、1997年からバリ合気会に多大な支援をされてきた周参見師範が二人の会長の補佐として重要な助言をし、正しい方向へと導いて頂いております。

 

インドネシア遠征の際は、ただ稽古をしたり、あちこちに観光に行ったりしている訳ではなく、稽古以外の時間はお互いのコミュニケーションや数回ミーティングを開催し、このような話し合いをしていきます。これがとても重要な仕事なので、しっかりとこなしていかなくてはなりません。