9月27日、本部道場関昭二師範をお迎えし、昇段審査会と講習会を開催しました。
昇段審査は緊張感あるものとなりましたが、今回弐段の昇段審査に臨んだ佐野健司さんはしっかりと出題の技を行うことができました。
審査結果は合格。本当に素晴らしい審査となりました。審査後には関師範より、「日々しっかりと稽古されていることが分かりました」という総評まで頂きました。
このような素晴らしいお言葉を頂戴することができた背景には、ポイントが三点あったと思います。
ひとつは、もちろん佐野さんご自身がしっかり日ごろの稽古に集中し、取り組まれていたことです。佐野さんは日頃の稽古で、たくさんの汗をかきながら息が切れるまで一生懸命に取り組んできました。そうした日々の稽古の積み重ねが、今回の審査で発揮されたのだと思います。
また、そうした佐野さんの日頃の頑張りがあったためでしょう。この昇段審査に向けて佐野さんが居残り稽古をするとき、先輩、後輩、同輩を問わず、多くの会員の方々が佐野さんの居残り稽古に付き合い、一致協力したのです。審査に向けたこうした取り組みこそ、合気道が目指す調和であり、合気道の理念を体現する場だったと思います。
最後に、当会の稽古プログラムについてです。合気道の稽古には道場によってさまざまなやり方があり、当会にも長い時間を重ねてきた稽古方法があります。それは基礎動作を重視し、何しろ体を動かすことです。
こうした稽古を誠実に積み重ねてきた佐野さんの審査を見た師範から「しっかりと稽古をしていることが分かった」と、ご評価いただいたのです。これは当会が続けてきた基本的稽古方法が正しいものだということを、私に再認識させてくれる言葉でもありました。
何気ない毎年恒例の審査ではあったものの、終わってみればこのように感慨深いものとなりました。
審査はこれからも続きます。不定期とはなりますが、昇級審査も「適宜」実施してまいります。
一生懸命体を動かし、日ごろの稽古内容を信じ、全員で協力し合いながらこれからも稽古をやっていきましょう!
長南一樹
新宿合気会